イタリア古典歌曲を共鳴発声法で歌うだけでいい。あなたの人生が豊かになる古典歌曲の世界
イタリア古典歌曲
  1. その悩みにはイタリア古典歌曲が最適
  2. イタリア古典歌曲で手に入る良いこと
  3. トレーニングにはしっかり負荷をかける
  4. 音源と共に歌う効能
  5. イタリア古典歌曲は瞑想になる
  6. イタリア古典歌曲は、なぜ気持ちいいか
  7. 300年以上も廃れない古典は至高



イタリア古典歌曲を歌うだけでうまくいく


●その悩みにはイタリア古典歌曲が効く


こんなご質問をいただきました。

「共鳴発声法をマスターすれば話し声が良くなることはわかったのですが、毎日のトレーニングは具体的に何をしたらいいですか」

ほかにも最近、こんなご相談がありました。

「『内向型人間が声と話し方でソンしない本』を読みました。トレーニングがいくつか載っていますが、10日もすると飽きてしまって続きません。毎日コツコツ続けていけるトレーニングがあると嬉しいです」

トレーニングは飽きずに継続してこそ力になるのですよ、と言いたいところですが、気持ちはわかります。

ぬいぐるみをターゲットにして声を発するなんて、数回もやれば感覚がつかめますからね。

実は、本には書いていませんが、共鳴発声法をマスターするために、まるで筋トレのように、まるでテニスの素振りのように、毎日続けたいメニューがあります。

それは「イタリア古典歌曲を歌う」

「Caro mio ben」「Amarilli, mia bella」といった曲ですね。

イタリア古典歌曲は、声のトレーニングに最適です。

歌声だけでなく、話し声を含めた「声のトレーニング」にとって最高のメニューなのです。

毎日欠かさず古典を歌う習慣を身につけたら、あなたの話し声は年々磨きがかかるだけでなく、毎日が充実します。



イタリア古典歌曲で手に入る良いこと


イタリア古典歌曲を歌い続ける習慣によって、何が手に入るか、どんなメリットがあるかをざっと書き出してみます。

  • コミュニケーション能力……説得力のある良い声で楽に話せるようになり、コミュニケーション能力が高まる
  • 歌唱力……普通レベルかそれ以下だった歌唱力が、いつしか「歌の訓練を受けた人の歌い方」になる
  • 健康……横隔膜を大きく使う呼吸により内臓マッサージ効果があり、健康になる
  • 前向きな気分……筋肉運動の効果でホルモン分泌が変わり、気分が盛り上がる
  • 充実した時間……古典を歌うのにお金はかからず器具も要らず、遠くまで出かける時間もかけずに充実した時間を過ごせる
  • 上質な趣味……大人になったとき、趣味があると楽しい。歌のジャンルでも誰もが一目置くのがイタリア古典歌曲。「古典を歌うのが趣味」と言い切ろう
  • 臨戦態勢……常に実戦で役立つ、実用的な発声技術を身につけていれば、急に新潟ガラコンサートに出場したくなっても大丈夫
  • 旺盛な食欲……元気のもとは食事。古典歌曲をしっかり歌うと内臓がよく動き、栄養をしっかり摂り込める体になる





古典を歌う習慣は、QOL(生活の質)の向上に役立つのです。

「人生に必要なことはすべてイタリア古典歌曲が教えてくれた」と確信している私が、古典の良さと効用についてお話しします。



●トレーニングにはしっかり負荷をかける


共鳴発声法の基礎を習ったら、イタリア古典歌曲を歌って技術を磨いていきます。

「話し声のトレーニングなら、朗読のほうが効率が良いのでは?」

たしかに朗読も必要です。「声のサロン」や「音色塾」のレッスンに朗読メニューがあるのは、ご存じのとおり。

しかし、朗読だけでは「声のトレーニング」として不十分です。

まず、負荷が足りない。

ウエイトトレーニングを考えてみてください。

日常生活でいつも10kgも20kgもウエイトを持ち歩くわけではありません。

でも、トレーニングとして重いダンベルを持ち上げていると、ダンベルなしでの動きがパワフルになる。

マラソン選手の高地トレーニングも、剣道家が重い竹刀で練習するのも、同様の効果が期待できるからでしょう。

発声も筋肉運動なので、体に楽をさせていると、衰えます。

しっかりと負荷をかけた発声トレーニングをしていれば、「話し声の負荷など余裕」になります。

「少し無理する」からこそ、トレーニングになるのです。

もうひとつの理由が、「声の色を良くしたいから」。

しゃべりの母音は短いので、「おはようございます」の「ざ」の母音がつぶれている、「よ」の母音は響きを上手に捉えている、なんて指摘されても、なんのことやらさっぱりわからないでしょう。

歌なら音(母音)が長く伸びるので、ひとつひとつの音をじっくり磨いていくことができます。

発声器官に十分な負荷をかけ、しかも母音を伸ばしたいなら、「あーーー」「うぉーーー」と全力で叫べばいいのではないか。

大声コンテストみたいに。

しかし、ただ大声を張り上げても、発声器官に──トレーニング負荷ではなく──ダメージとなるばかりで、「発声法」のトレーニングにはなりません。

話し声と日々の生活にイタリア古典歌曲が効く理由を、これからじっくりお話ししていきます。



●音源と共に歌う効能


たとえばイタリア古典歌曲の代表的な名曲「Gia il sole dal Gange」を、何かの音源を聴きながら一緒に歌ってみましょう。

「一緒に」が肝心です。遅れないように、休まないように、ぴったり合わせて歌えますか?

同じ音源を使って何回か練習すれば、伴奏の感じやブレスのタイミングもつかめて、ほぼ一緒に歌えるようになるでしょう。

「べつに難しくない」と思いますか?

でもこれだけで、「少し無理する」効果的なトレーニングになるのです。

一人で鼻歌の延長程度の気楽さで「Gia il sole dal Gange」を歌うのと、音源に合わせて一緒に歌うのとでは、何がどう違うのか。

あるいは、「気分がノッたら軽く口ずさむか」程度の気持ちで音楽を聴くのとは、どう違うのか。

実際にやってみると、発声への負荷がまるで違うことに気づくでしょう。

次のフレーズに入るタイミングを、自分で適当にずらしてはいけません。ぴったりとタイミングが合うように準備をする必要があります。

ある音を伸ばしていたら、あなただけ途中で適当に切ってはいけません。ちゃんと最後まで伸ばします。

ある音をピアニッシモで歌っているなら、あなただけ声を張り上げてはいけません。高音をピアニッシモで丁寧に出す技術が求められます。

「今まで甘い歌い方をしていたんだなあ」と気づいたのではありませんか? ちょっと高めの音になると、すかさず1オクターブ下げて歌ったり。

音源の再生ができない状況でも、同じ負荷をかけて歌えるなら、同じ効果が期待できます。

新潟ガラコンサートのステージに立って、本番を歌っているつもりで毎回歌えば、緊張感も正確さも高まって、かなりの負荷がかかるでしょう。

もはや「古典歌曲なんて退屈」とは言えません。

少し無理しながら、しっかりと古典を歌ってみましょう。

やがて「古典歌曲サイコー!」になりますよ。

マスターした歌は、得意な楽器とともに「弾き歌い」に挑戦するのもいいですね。

こうなるともう、一生の楽しみです。



●イタリア古典歌曲は瞑想になる


イタリア古典歌曲は、瞑想効果が高い。

心理言語学の授業「ことば学講座」で瞑想に言及することがあるせいか、最近特に瞑想についての質問やお問合せが増えています。

瞑想は難しく考えなくても大丈夫。

イタリア古典歌曲をゆっくり歌うだけで、瞑想になります。

瞑想の基本は、呼吸法。静かに吸って、ゆっくり吐く。

吸うときより、吐くほうに時間をかけて。

だからたとえば「Ombra mai fu」をゆったり静かに歌えば、自然に瞑想の呼吸法になり、気持ちがゆったりして、脳波も変わる。

瞑想効果を求めて古典を歌うときは、「伴奏に合わせて」「リズムを正確に」「拍の頭に遅れず入る」などを気にせず、気持ちよくゆったり歌うのが最も効果的。

遅れていいから急がず楽に息を吸い、フレーズの終わりをもっと伸ばしたいなら、好きなだけ伸ばして息を吐ききってしまう。

ただし、呼気を絞り出すように吐ききろうとしないほうが、気持ちいい。

「気持ちよさ」をよりどころにして、ゆったり深呼吸をしている感覚で歌う。

歌えば、わかります。古典歌曲こそ瞑想そのものだと。



●イタリア古典歌曲は、なぜ気持ちいいか


イタリア古典歌曲をゆったり歌うと、最高に気持ちいい。

どうしてこんなに気持ちいいのだろうと分析したら、要はマッサージ効果なのだと気づきました。

声を出すと、共鳴の波動が体の内側をマッサージします。

共鳴発声法で歌えば、なおさら強烈。

たとえば「Ombra mai fu」の出だしの伸ばしなんて、うまく響きを捉えて伸ばすと、たまらないでしょう。

「o」の伸ばしがあまりに気持ちよくて、「mbraに移行しないでこのまま伸ばしていたい」くらい。

体の外側なら簡単にマッサージできても、内側なんてそう簡単に入り込めません。

どんなに強く指圧しても、体の内側までは入りませんが、振動なら内側まで伝わります。

人体は7割が水分だから、響きの振動が伝わりやすい構造をしているのです。

猫は喉をゴロゴロ鳴らす音で免疫力を高めたり傷を癒したりしているといいます。

イタリア古典歌曲が気持ちいいのも、波動のマッサージ効果で中から癒されるからなのでしょう。



●300年以上も廃れない古典は至高


イタリア古典歌曲が無条件にすばらしいと思うのは、300年も400年も歌い継がれているところ。

「時の試練」という言葉がありますね。

どんなに人気が高く、価値を認められ、高値で取り引きされ、人々が熱狂したとしても、「時の試練」を生き抜くのは難しい。

国民全員が知っているような有名人だって、たかだか30年程度で孫に「誰そいつ?」と言われてしまうのだから悲しい。

歌もそうですね。「耳にしない日はない」くらい流行った歌も、早ければ数ヶ月で聞かなくなります。

ところが、イタリア古典歌曲は、300年も400年も歌い継がれています。

というより、時の試練を経て生き残った歌だけを集めたジャンルなのだから、もはや至高といえるでしょう。



●声のサロンでイタリア古典歌曲を歌おう


当研究所が主催するボイスアカデミーには、「声のサロン」(新潟市)という大人向け話し方トレーニングレッスンがあります。

良い声で話せるようになるボイストレーニング話し方教室です。

日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、共鳴発声法をしっかり身につけるために、イタリア古典歌曲を使います。

共鳴発声法で歌うと、上記のようなイタリア古典歌曲の効能が何倍にも増幅するのでオススメです。

平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に月2回ずつ開催されています。

新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア・新潟市)までお電話(025-211-7007)ください。

詳しくはこちらから。
    ↓
https://mf07.com/lecture.html



●レチタティーヴォで話し方のトレーニング


イタリア古典歌曲と呼ばれるジャンルは、古いオペラのアリアや歌曲の生き残りなので、「レチタティーヴォ」(叙唱、朗唱)がセットになっているものがあります。

アリアだけでなく、その直前の場面をセットで切り取った、ということです。

レチタティーヴォは、楽譜になっていますが、半ば「語り」です。

歌唱と語りの中間と捉えるといいでしょう。

このレチタティーヴォが、話し方のトレーニングになります。

古典を歌うだけで話し方が上達するなんて、お得でしょう?

たとえば、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」(Ombra mai fu)には、「Frondi tenere e belle」で始まるレチタティーヴォが付いています。

楽譜どおりの高さは守りつつ、音符の長さは少し崩して、「語りかける」ように演じてみてください。

目の前の相手ではなく、ステージからホールの真ん中あたりに語りかけるように。

発声器官が整って、共鳴を捉えて楽に話す形になります。

会話や仕事中に「なんだか喉が詰まって声が出にくい」と感じたら、「Frondi tenere e belle」と語りかけた感覚を思い出して再現すると、声が気持ちよく出ていきます。



●イタリア古典歌曲はこんな曲


ご自宅でしっかり歌いたい方のために、イタリア古典歌曲のリストを挙げておきます。

楽譜集(イタリア古典歌曲集)としては、以下の2冊をそろえれば、ほとんど網羅できます。


『イタリア歌曲集1』(全音楽譜出版社)『イタリア歌曲集1』
・アマリッリ(Amarilli; Caccini,G.)
・私を死なせて(Lasciatemi morire!; Monteverdi,C.)
・愛の神よ、私に告げてください(Dimmi, amor; Del Leuto,A.)
・側にいることは(Star vicino; Rosa, S.)
・勝利だ、私の心よ(Vittoria, mio core!; Carissimi,G.G.)
・お前は私を苦しめていなかったのに(Tu mancavi a tormentarmi; Cesti,M.A.)
・さようなら、コリンド(Addio, Corindo; Cesti, M.A.)
・姿を隠さないでほしい(Deh, piu` a me mon v'ascondete; Bononcini, G.M.)
・教会のアリア(Aria di chiesa; Stradella,A.)
・あなたは知っている(Tu lo sai; Torelli,G.)
・私は心に感じる(Sento nel core; Scarlatti,A.)
・陽はすでにガンジス川から(Gia` il sole dal Gange; Scarlatti,A.)
・私を傷つけるのをやめるか(O cessate di piagarmi; Scarlatti,A.)
・フロリンドが誠実なら(Se Florindo e` fedele; Scarlatti,A.)
・私は悩みに満ちて(Son tutta duolo; Scarlatti,A.)
・貴女が私の死の栄光を(Se tu della mia morte; Scarlatti,A.)
・菫(Le violette; Scarlatti,A.)
・恋をしたい人は(Chi vuole innamorarsi; Scarlatti,A.)
・いとしい絆よ(Caro laccio; Gasparini,F.)
・あなたへの愛を捨てることは(Lasciar d'amarti; Gasparini,F.)
・美しい唇よ、お前は言ったのだ(Pur dicesti, o bocca bella; Lotti,A.)
・たとえつれなくとも(Sebben, crudele; Caldara,A.)
・お前を賛える光栄のために(Per la gloria d'adorarvi; Bononcini,G.B.)
・樹木の蔭で(ラルゴ)(Ombra mai fu; Handel,G.F.)
・私を泣かせてください(Lascia ch'io pianga; Handel,G.F.)
・ああ私の心である人よ(Ah, mio cor; Handel,G.F.)
・愛に満ちた処女よ(Vergin, tutto amor; Durante,F.)
・踊れ、やさいい娘よ(Danza, fanciulla gentile; Durante,F.)
・ニーナ(Nina; Pergolesi,G.B.)
・もし貴方が私を愛してくれて(Se tu m'ami; Pergolesi,G.B.)
・ああ私のやさしい熱情が (O del mio dolce ardor; Gluck,CH.W.)
・いとしい人が来る時(Il mio ben quando verra`; Paisiello,G.)
・もはや私の心には感じない(うつろの心)(Nel cor piu` non mi sento; Paisiello,G.)
・ジプシー女をお望みの方はどなた(Chi vuol la zingarella; Paisiello,G.)
・愛の喜びは (Piacer d'amore; Martini,G.)
・いとしい女よ (Caro mio ben; Giordani,G.)



『声楽名曲選集 イタリア篇1』(大阪音楽大学、音楽之友社)『声楽名曲選集1』(大阪音楽大学、音楽之友社)
・アマリッリ私の美しい人(Amarilli, mia bella; カッチーニ)
・翼を持った愛の神(Tu ch'hai le penne, Amore; カッチーニ)
・私を死なせてください(Lasciatemi morire!; モンテヴェルディ)
・麗しいルビー色の口元は(Bella porta di rubini; ファルコニエーリ)
・勝ったのだ私の心よ(Vittoria, mio core!; カリッシミ)
・愛する人のそばにいることは(Star vicino!; ローザ)
・愛しい人のまわりに(Intorno all'idol mio; チェスティ)
・ああもう私から隠れないで(Deh, piu a me non v'ascondete; ボノンチーニ)
・愛しい女よ君は眠っているのか?(Dormi, bella, dormi tu?; バッサーニ)
・君は知っている(Tu lo sai; トレッリ)
・私は心に感じる(Sento nel core; スカルラッティ)
・君が私の死を(Se tu della mia morte; スカルラッティ)
・私の命も奪ってください(Toglietemi la vita ancor; スカルラッティ)
・辛いばかりで(Son tutta duolo; スカルラッティ)
・陽はすでにガンジス河から昇り(Gia il sole dal Gange; スカルラッティ)
・すみれ(Le violette; スカルラッティ)
・もしフロリンドが誠実なら(Se Florindo e fedele; スカルラッティ)
・愛の絆よ甘い絆よ(Caro laccio, dolce nodo; ガスパリーニ)
・苦しみから逃れるために(Lasciar d'amarti; ガスパリーニ)
・どんなに悩まされても(Sebben, crudele; カルダーラ)
・心地よい森(Selve amiche; カルダーラ)
・愛することを誉れとして(Per la gloria d'adorarvi; ボノンチーニ)
・愛に満ちた聖母よ(Vergin, tutto amor; デュランテ)
・恋する蝶のように(Qual farfalletta amante; スカルラッティ)
・ああ私の心よ(Ah! mio cor; ヘンデル)
・ニーナ(Nina; 不詳)
・もしあなたが私を愛して下さるなら(Se tu m'ami; ペルゴレージ)
・私の憧れの人よ(O del mio dolce ardor; グルック)
・もはや心に感じられない(Nel cor piu non mi sento; パイジェッロ)
・美しいご婦人方よ(Donne vaghe; パイジェッロ)
・愛の喜び(Piacer d'amor; マルティーニ)
・いとしい人よ(Caro mio ben; ジョルダーニ)





【予告】
●メロディーは意識状態を一瞬で変える
●何があっても古典が助けてくれる
●古典は奮い立たせてくれる
●古典は瞑想のように落ち着かせてくれる
●少し無理して古典を歌うと効く
●打ち込める趣味がない? 古典を歌おう
●気分が落ち込んだ? 古典を一回歌うだけで気分が変わる






『内向型人間が声と話し方でソンしない本』(青春出版社)


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『コトバを変えなきゃ売れません。』(サンマーク出版)


『ケンタイ期を乗り越えて彼とずっと幸せになる方法』(すばる舎)


『恋が叶う人、叶わない人の習慣』(講談社+α文庫)





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